セックスをした
雨降る日、寂しくなった。
なにもやる気がおきない。ご飯を作る気も起きない。
携帯に手が伸び気づいたらセフレ連絡していた。
ご飯を食べにきませんか?
彼はメニューをきいてきた。
君が来るのならば、なめこと豆腐の味噌汁、青梗菜の炒め物、豚肉の焼肉をつくるよ。
しばらくして彼からの返信がくる。
いく。
私は誰かの為に何かをするのがすきだ。自分のためにだけでは頑張らない。
彼がご飯を食べにくるという口実があれば、私は動くことができた。
出来上がる頃に彼がくる。
シャワーを貸して欲しい。快くかす。
今日は髪も洗っていくという。珍しい。
彼がシャワーを浴びているあいだ私は夕飯の準備をする。もちろん彼の分だけ。
私は料理をしながら少しずつつまんでいたのでいらないのだ。そして、彼と一緒に食卓を囲むのもなんだか違うような気がした。
彼はごはんをおかわりし、お味噌汁もおかわりした。
野菜は苦手なようで少し残していた。その残った野菜を私は横からつまむ。
十分だ。
食べ終わると少し休憩して彼はベッドに横たわる。わたしも少しして横になる。
わたしの不注意にできたおでこのたんこぶを彼は手を当てて治療する。整骨院で働いている彼は勉強熱心でいろいろなことをしっているのだ。
うつ伏せになって。いわれるがままになると今度はふくらはぎをさわる。固いな。
水、ちゃんとのんでる?老廃物が溜まってるんだよ。彼は優しく、私の左ふくらはぎに手をあてる。ふくらはぎは次第にあたたかくなる。体の内側からそれをかんじる。
今度は右足かと思った。
スカートがめくられる。あれ、下着履いてないの?彼が聞く。
私はシャワー浴びてそのあと夕飯を作っていたので、パンツは面倒ではいていなかった。
スカートがめくられ、お尻があらわになる。そのまま彼はお尻にくちづけする。
こえがもれる。
指が陰部にふれて、溶け出す。
そのまましばし彼のペースでことが進む。
我慢できなくなり声が漏れる。
私はこうなるのを予想していた。期待はしていなかった。いや、していたかもしれない。
なんども彼の手で絶頂に達したあと、彼自身が入ってくる。気持ち良い。本当にそう思ってしまった。そのまま突かれて、果ててしまう。
私の誓いは諸共なく消えた。
セフレとあってセックスしないのは無理だ。
彼らがとお別れしなければならない。
さみしいけど、前に進むために、わからなければならない。
さみしい。